3月 162013
 

科学哲学を専門とする著者が,基礎から話題のトピックスまで網羅
した科学哲学の入門書の決定版.

みんなが感じる素朴な疑問を哲学的に考え,対話形式で科学の意義
とさらなる可能性について説いている.

ヒュームやポパーを読んでみたいと思い,その前に入門書を探して
いたときに出会った本である.

本書によると,科学の真理は社会的構成物だとする相対主義に対し,
世界は科学によって正確に捉えられるという直観(科学的実在論)を
著者は擁護している.この立場は一般的な常識に合致するが,科学
哲学の世界では必ずしも常識的な立場でもないし強い立場でもない.
この立場を擁護しようとするとけっこうたいへんだそうだ.

科学で出てくる方法論や用語を理解するのに最適な入門書であった.

 Posted by at 6:58 PM

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