2月 192013
 

青年社会学,家族社会学を専門とする著者が日本の若者の貧困問題
について述べた本です.

現在の日本で貧しい家庭に育った子供や若者が厳しい競争社会のな
かで敗者の地位に追いやられているとこの本は警告します.

リーマンショック,そして東日本大震災以後若者を取り巻く状況は
より厳しくなっています.

そのような経済状況の中で恵まれた条件を持たない若者がグローバル化
やIT化により集中的にダメージを負っています.

彼らが労働市場でもっとも困難な状況に置かれていると言ってもいいでしょう.

さらに労働市場の選別化が進むなかで,そこから排除されがちな若者の実
態を見据えた検討が必要だという問題意識にこの本は立っています.

彼らが社会から見捨てられているという厳しい現実があり,そのような
社会情勢の中孤立した若者の急増に対して,私たちはなにをなすべきか?
と問いかけます.

若者の実体を具体的に明らかにし,彼らを孤立させない方法を述べています.
これからの日本の教育を考える上で貴重な本であり一読を勧めます.

 Posted by at 4:07 AM

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